香りから虜になりますね。濃い果実感にディルやミントの爽やかな香りと熟成感。綺麗な酸によってとても流れ良く、身体を巡ります。鼻から抜ける軽やかな樽の香りも心地いいです。(PNスタッフコメント)
ブッチは、2021年のコロナ禍からご縁をいただいて、お付き合いが始まった上山ワイン葡萄生産組合の元会長・鈴木 昌人さんの圃場のベイリーAで仕込み続けています。組合の方全員の意識が高く、素晴らしい仕立てをしているのですが、その中でも一際みなさまを取りまとめる鈴木さんの一文字短梢仕立ては見事でした。 4年目となる2024年は、後半の秋雨前線による長雨の影響もあり、収量自体は多くなかったものの、品質においては、熟度がとても高く、良いぶどうが収穫できました。2023年から息子さんである隼人さんに代替わりし、上山市の生産者さんは、醸造家・目黒と同じ40代の後継者の方が多く、よりワインへの意識があるため、長いスパンで切磋琢磨していけると思っています。 凝縮した果実味と伸びやかな酸、豊かな旨味と、バランスは今までで一番良い仕上がりのBucciになっています。もう、このクオリティーのベイリーAですと、今までリリースしてきたトップcuvéeのNeroに引けをとりませんが、ネコはなるべくその年にリリースして、少しでも多くの方に親しみやすい味わいと価格で!をコンセプトにしているので、価格はネコの範囲を超えないようにしております。Neroのように、あと2年ほど寝かせていただければ、よりまとまりが出てきて、味わいの奥行きや香りの立ち方、酸の馴染み方も大きく変わっていくことと思います。ぜひ、ベイリーAの真骨頂をお楽しみいただけましたら幸いです。 (生産者資料より)

宮城県は太平洋沿岸から内陸の山間部まで多様な地形を持ち、沿岸部は穏やかな海洋性気候、内陸部は寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境がブドウの健全な生育と、みずみずしい酸味や果実味を引き出します。特産の葡萄品種は、マスカット・ベーリーA、メルロー、シャルドネ、デラウェア、スチューベンなどで、赤・白ともに多彩なワインが造られています。
特に注目される地区は、栗駒高原や川崎町。栗駒高原の「シャトー桐」では、減農薬・野生酵母・無添加にこだわり、果実味豊かで軽やかな赤やバランスの良い白など、土地の個性を活かしたナチュラルワインが生まれています。
マスカットベーリーAは、日本で開発された赤ワイン用ブドウ品種です。
主に山梨県や長野県で栽培されており、これらの地域は内陸性気候で、昼夜の温度差が大きいのが特徴です。
山梨県では、マスカットベーリーAの他にコシュ、甲州などの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、甲州市勝沼があります。
ここでは、扇状地の砂礫質土壌と盆地特有の気候を活かした個性的なワインが生産されています。
マスカットベーリーAから造られるワインは、フレッシュな果実味と軽やかな酸味が特徴で、チェリーやイチゴを思わせる香りが楽しめます。