このワインは、2015年に初めて仕込んだワインの一つ、Rosato 2015をイメージして仕込んでおります。Bisは、イタリア語で「アンコール」という意味です。 その名のとおり沢山の方のアンコールがあったための復刻です。ラベルもまた初年度のFAFシリーズのラベルをベースに制作しております。 ワインとしては、ロザリオビアンコやネオマスといった生食用の葡萄がベースになっており、そこにネコシリーズでもお馴染みのBucciに使用されている鈴木さんのマスカットベイリーAの搾りかすを、再度他のワインに浸漬させるという「リパッソ」という製法で仕立てております。 そうすることで、奥行きやボリュームをプラスして、爽やかな白ワインという域には留まらない、いろんな花の香りや複雑味も増すワインになります。 今後もさまざまな伝統的製法を取り入れていきながら、それぞれのぶどうの個性に合わせて、より魅力的なワイン造りを続けて参りたいと思います。 (インポーター資料より)
宮城県は太平洋沿岸から内陸の山間部まで多様な地形を持ち、沿岸部は穏やかな海洋性気候、内陸部は寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境がブドウの健全な生育と、みずみずしい酸味や果実味を引き出します。特産の葡萄品種は、マスカット・ベーリーA、メルロー、シャルドネ、デラウェア、スチューベンなどで、赤・白ともに多彩なワインが造られています。
特に注目される地区は、栗駒高原や川崎町。栗駒高原の「シャトー桐」では、減農薬・野生酵母・無添加にこだわり、果実味豊かで軽やかな赤やバランスの良い白など、土地の個性を活かしたナチュラルワインが生まれています。
スチューベンは、主に青森県の津軽地方、特に鶴田町で栽培されている赤ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、寒冷な気候と日照時間の長さが特徴で、ブドウの栽培に適した環境を持っています。
青森県では、スチューベンの他にキャンベル・アーリーやナイアガラなども栽培されています。
特に鶴田町は、スチューベンの生産量日本一を誇る特出した地区です。
鶴田町で造られるスチューベンワインは、フルーティーで甘みのある味わいが特徴です。
糖度が高く酸味が少ないスチューベンの特性を活かし、フレッシュで親しみやすい赤ワインに仕上がっています。
近年、この地域でもナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。化学的な介入を最小限に抑え、スチューベン本来の風味を生かしたワイン造りが行われています。これらのワインは、津軽の自然の恵みを直接感じられる、生き生きとした味わいが特徴です。
スチューベンワインは、その親しみやすい甘みと果実味から、ワイン初心者の方にも楽しめる日本ワインの入門として最適です。
また、スチューベンの高い貯蔵性を活かし、熟成させたワインも造られており、時間と共に変化する味わいを楽しむこともできます。