委託醸造時代、事務所兼代表宅として借りた古民家の倉庫にワインを保管し、販売していました。その時の屋号が「かもしか酒店」。川崎町象徴の動物「かもしか」と、ぶどうを「醸す」にかけて名付けた名前でした。宮城県柴田郡川崎町に私たちが移り住み、営農活動を通して、この町に少しでも活気を見出し、多くの志高い仲間が集い、より豊かな暮らしが体現できれば良いなぁという想いから、かもしかわいんを仕込みはじめました。川崎町在住の優しくてパワーあふれる佐藤 牧さんが手掛けてくださっ た、この温もりあるエチケットのように、素敵な仲間がたくさん集まってきて、より魅力のある町になりつつあると思います。ぶどうを醸すだけではなく、地域の仲間が集って、より豊かな活動を続けていくことで、さらに多くの志を共にする未来の仲間が増えていくことは、やがてこの町を醸すことに繋がることだと信じています。そんな私たちの想いが、「かもしかわいん」をつくり続けていくことの真意です。優しさの連鎖......。
現在の世の中は、日本では平和に不自由なく暮らしていることが 出来るかと思えば、一方で、明日の命があるかわからない死と隣り合わせの人や、明日の食べ物があるかも不安に生きている方もたくさんいます。毎日を笑顔で支え合いながら生きていけること。そんな当たり前に思える日が、どの人も、すべての生き物も、みんな平和であり続けられたらと願うのです。毎日を平和に生きていける私たちに出来ること。笑顔をたくさんの方々にシェアしてください。その一人一人の小さな連鎖は、やがて世界中を幸せに導く唯一の手段だと思っています。毎年自由に仕込むかもしかわいん、今年はマスカットベーリーAと巨峰が主役のロゼワイン仕立て。華やかな香りと、柔らかく、嫌味なく染み渡るフルーティーさが心地よい爽やかな味わいです。夏の終わりから秋口にかけて、のんびり楽しめる気軽な1本です。(インポーター資料より)
宮城県は太平洋沿岸から内陸の山間部まで多様な地形を持ち、沿岸部は穏やかな海洋性気候、内陸部は寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境がブドウの健全な生育と、みずみずしい酸味や果実味を引き出します。特産の葡萄品種は、マスカット・ベーリーA、メルロー、シャルドネ、デラウェア、スチューベンなどで、赤・白ともに多彩なワインが造られています。
特に注目される地区は、栗駒高原や川崎町。栗駒高原の「シャトー桐」では、減農薬・野生酵母・無添加にこだわり、果実味豊かで軽やかな赤やバランスの良い白など、土地の個性を活かしたナチュラルワインが生まれています。