アルフィオーレでは、たくさんの委託醸造を受け入れております。想いを共有できる志高いみなさまと一緒に、毎年醸造できるのも、また私たちの楽しみの一つです。2024 年は、Agri-Coeur こと片寄 広朗さんとのコラボレーション。片寄さんは、上山市のデラウエアに魅力に惹かれて移住し、2023 年よりアルフィオーレで委託醸造を開始。ぶどうの一大産地でもある山形県で、農家さんはじめ、たくさんの方々との信頼関係を図り、共に産地を盛り上げていこうと、2025 年に上山市でワイナリーを立ち上げ予定の、とても人望の厚い方です。今回のワインは、片寄さんからご紹介いただいた上山市のカベルネソーヴィニヨンを目黒が仕込み、北醇を片寄さんが仕込み、2 人が別々に仕込んだワインをアッサンブラージュしてできたワインです。葡萄もワインも人が育て、人が醸すことに違いはありません。仕上がるワインも、その人そのものです。目指すワインは違えども、志を共にして、みんなで地域を守り、文化を絶やさず育むことは、私たち世代の責務だと思っております。同じフィロソフィーを持った人が、アルフィオーレで出会い、お互いの刺激となり、日本各地で同じ取り組みが拡がっていくのなら、そんなに素敵なことはありません。ワイン造りやぶどう栽培は、99%辛い毎日ですが、1%のみなさまの喜びで、全てが救われます。人を笑顔に出来るワイン造りを、今後更なる高みを目指して、地域の農家さんと共に、日本ワインを盛り上げていければ幸いです。(インポーター資料より)
宮城県は太平洋沿岸から内陸の山間部まで多様な地形を持ち、沿岸部は穏やかな海洋性気候、内陸部は寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境がブドウの健全な生育と、みずみずしい酸味や果実味を引き出します。特産の葡萄品種は、マスカット・ベーリーA、メルロー、シャルドネ、デラウェア、スチューベンなどで、赤・白ともに多彩なワインが造られています。
特に注目される地区は、栗駒高原や川崎町。栗駒高原の「シャトー桐」では、減農薬・野生酵母・無添加にこだわり、果実味豊かで軽やかな赤やバランスの良い白など、土地の個性を活かしたナチュラルワインが生まれています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、世界中の温暖な気候の地域で栽培される人気の赤ワイン用ブドウ品種です。特にフランスのボルドー地方やカリフォルニアのナパ・ヴァレーで有名ですが、ここではナパ・ヴァレーに焦点を当てます。ナパ・ヴァレーは、東西を山脈に囲まれ、南はサン・パブロ湾に開けた地形で、地中海性気候を持ちます。この地域では、カベルネ・ソーヴィニヨンの他に、メルロー、シャルドネ、ピノ・ノワールなども栽培されています。
ナパ・ヴァレーの中でも、マウント・ヴィーダー地区は特筆すべき産地です。標高152m〜792mに位置し、冷涼から温和な気候を持ちます。この地区のカベルネ・ソーヴィニヨンは、凝縮感のある果実味と複雑な風味を持ち、エレガントでバランスの取れたワインとして知られています。近年、ナパ・ヴァレーでは自然派ワイン造りに取り組む生産者が増えています。これらの生産者は、有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行っています。その結果、テロワールの個性を鮮明に表現した、フレッシュで生き生きとしたカベルネ・ソーヴィニヨンワインが生まれています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、濃厚な果実味とタンニンを持ち、熟成によって複雑さを増すワインです。初心者の方でも、その力強さと深みのある味わいを楽しむことができるでしょう。