「すべてのものは、贈り物」 私たちのコンセプトでもあるこの言葉にすべてが込められています。 世界中では、私たちの知らないところで、たくさんの困った出来事が現在でも起きています。そのすべてを、小さな私たちがサポートできることはありません。 しかし、私たちがみえている範囲からなら、少しずつでも毎日何かをギフトできるのだと思っています。その嬉しくなる温かい気持ちの連鎖が、いずれ全世界を変えていけることなのだと私たちは願います。 そしていつか、私たちも星になって、ずっと先の明るい未来を見てみたいです。 ラベルは、私たちが現在生きている地球という惑星の中で、さまざまな命の循環が行われており、その循環の真ん中には、愛しかないんだよ!というメッセージを込めました。 同じ年は一度もない中で、自然からの恩恵は全てギフト。故に、毎年同じワインができないのも、全て自然なのです。それらをすべて受け入れて、この子なりの表現を模索してあげるのが、醸造家の役割だとも思います。 他の2025年のワインは、これから向こう数年かけてのリリースになりますが、その前に、今年を象徴するこのワインをいち早く味わって頂ければ幸いです。 (生産者資料より)

宮城県は太平洋沿岸から内陸の山間部まで多様な地形を持ち、沿岸部は穏やかな海洋性気候、内陸部は寒暖差の大きい気候が特徴です。この環境がブドウの健全な生育と、みずみずしい酸味や果実味を引き出します。特産の葡萄品種は、マスカット・ベーリーA、メルロー、シャルドネ、デラウェア、スチューベンなどで、赤・白ともに多彩なワインが造られています。
特に注目される地区は、栗駒高原や川崎町。栗駒高原の「シャトー桐」では、減農薬・野生酵母・無添加にこだわり、果実味豊かで軽やかな赤やバランスの良い白など、土地の個性を活かしたナチュラルワインが生まれています。
デラウェアは、日本の山形県や山梨県、大阪府などで広く栽培されている白ワイン用ブドウ品種です。
これらの地域は、日照量が多く、水はけの良い土壌、昼夜の寒暖差が大きいなど、ブドウ栽培に適した環境を持っています。
山形県では、デラウェアの他にナイアガラやシャルドネなども栽培されています。
特に上山市や南陽市は「ワイン特区」に指定され、ワイン造りが盛んです。
山梨県の甲州市塩山地区は、デラウェアの栽培が始まった歴史的な産地として知られています。
ここでは、甲州種やマスカット・ベーリーAなども栽培されています。
近年、デラウェアを使ったナチュラルワイン造りが注目を集めています。
例えば、滋賀県の「デラグリ」は、皮と種を一緒に醸す「醸し」を行い、オレンジワインのような個性的なワインを生み出しています。
これらのワインは、フレッシュな果実味と爽やかな酸味が特徴で、デラウェア本来の風味を生き生きと表現しています。