手作業にて収穫、除梗。各葡萄をスチール製オープントップ発酵槽にて、スキンコンタクト6日間、温度調整を行わず自然発酵。プレスし、ステンレス・タンク(ツバイゲルト&ザンクト・ラウレント)と大きなアカシア樽(ツバイゲルト)にて7カ月熟成。瓶詰め前のブレンドのタイミングにツバイゲルトのロゼ(全体の25%)をブレンド。無清澄、無濾過、ボトリング時のみ、亜硫酸10mg以下使用。畑のあるエリアは、元々、家畜を育てる草原のエリアだった為、ハンガリー語で草原=RÉTを名前として使用。 明るめの紫色。ブルーベリー、ラズベリー、プラム、紫蘇の香り。ロゼとのブレンドが活かされ、例年以上にフルーティー全開。ブルーベリーやラズベリーなどベリー感満載でとてもジューシー。タンニンは無く、心地良い酸と軽やかなボディで、とてもキャッチーな印象で、アウトドアのお供に最適です。 (インポーター資料より)
ブルゲンランドは、オーストリア東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ノイジードル湖の周辺に広がり、パンノニア平原の一部を形成しています。
温暖な大陸性気候と、湖の影響による独特の微気候が、ブドウ栽培に理想的な環境を生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、白ワイン用のヴェルシュリースリング、シャルドネなどがあります。
特に貴腐ワインの原料となるボトリティス菌に感染したブドウを使用した甘口ワインも有名です。
注目すべき地区として、ノイジードル湖周辺のルスト地区があります。
ここでは、湖の影響を受けた独特の気候条件下で、凝縮感のある甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、豊かな果実味と複雑な風味を持ち、優雅さと深みを兼ね備えています。
近年、ブルゲンランドではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
ブルゲンランドのワインは、伝統的な手法と現代的なアプローチが融合した、オーストリアワインの新たな魅力を体現しています。初心者の方にも、中欧ワインの多様性と奥深さを感じていただける産地です。
ツヴァイゲルトは、オーストリア原産の赤ワイン用ブドウ品種で、寒冷な気候に適応しています。
オーストリアでは、ドナウ川流域のニーダエスタライヒやカルヌントゥム、ノイジードラーゼー周辺で栽培されています。
この地域では、ブラウフレンキッシュやサン・ローランなども栽培されています。
日本では、オーストリアと気候が似ている北海道、特に余市町で高品質なツヴァイゲルトが生産されています。余市町は日本海に面した丘陵地帯で、冷涼な気候が特徴です。
余市町で造られるツヴァイゲルトワインは、イチゴやブルーベリーなどのベリー系のアロマにホワイトペッパーのスパイシーさが加わり、上品でやさしい香りが特徴です。
軽快なタンニンとすっきりした口当たりで、初心者にも親しみやすい味わいです。