樹齢60年のオベイデ 100%のオレンジワイン。レバノン中部の標高1,150mに位置するザーレのセプト・ワイナリーが栽培管理するパートナー農園で収穫されたオベイデ。土壌は白粘土質。手摘みしたオベイデをステンレスタンクで7ヶ月間のマセラシオン後、シュール・リー製法を用いて、澱の上で12ヶ月間熟成。オベイデは、古くからアラブの蒸留酒アラック(例:フランスのペルノー)に使われてきたレバノンを代表する土着品種。長期マセラシオンにより、オリエンタルなスパイス、タマリンド、オレンジの皮、アプリコットの香りが漂い、口に含むと爽やかなストーンフルーツと素晴らしいビター感、ソフトなタンニンとバランスよく調和している。16 度前後の温度でのサーヴがおすすめ。ワインを呼吸させ、アロマと風味の進化を体験してください。このアンバーワインは、レバノンで最初で唯一のオベイデを使ったアンバーワインです。ビーチやピクニックのアウトドアで楽しんでもらいたいワイン。脂ののったステーキ、クリスピーな鴨肉や羊肉、クリーミーなチキン、スパイシーなメキシコ料理やタイ料理とも合いますが、最も合うのはハーブとスパイスが効いたレバノン料理、フムスやシャワルマ、ファラフェル!(インポーター資料より)
ナーレは、標高1,600mを超える高地に位置し、両側を山脈に挟まれた独特の地形です。気候は乾燥した地中海性で、夏は日中40度近くまで上がる一方、夜は涼しく、冬には雪も降ります。この昼夜の寒暖差と豊富な地下水が、ブドウの酸と糖度のバランスを保ち、健全な有機栽培を可能にしています。
特産の葡萄品種としては、レバノン固有の白ブドウ「メルワ」や「オベイディ」、フランス系の「ヴィオニエ」「シャルドネ」、赤では「カベルネ・ソーヴィニヨン」「サンソー」「シラー」などが挙げられます。ナチュラルワインの分野では、樹齢150年以上のメルワを無農薬・サステナブルに栽培し、自然発酵で仕上げるスパークリングやオレンジワインが注目されています。これらのワインは、レモンや梨、パイナップルなどのフルーティなアロマと、爽やかでミネラル感のある味わいが特徴です。特に「カンヌビーン渓谷」は、古木のメルワを使った個性的なナチュラルワインの産地として知られ、自然な造りによるピュアな果実味と繊細な酸が魅力です。爽やかで飲みやすいスタイルが多いのもポイントです
オベイデはレバノンを代表する土着の白ワイン用ぶどう品種で、主にベッカー高原など標高の高い乾燥地帯で栽培されています。この地域は冬以外ほとんど雨が降らず、山からの雪解け水が畑の地下を流れるため、ブドウの根が地中深くまで養分を吸収できる恵まれた環境です。
オベイデは、白い花や夜咲くジャスミン、スイカズラのようなエレガントな香りが特徴で、口に含むとフレッシュな柑橘やビターアーモンドのニュアンスが感じられます。特にベッカー高原の西部は、樹齢100年以上の古木が残る特出した地区で、オベイデとメルウェをブレンドしたワインが多く造られています。