樹齢25年のヴィオニエ 100%の白ワイン。レバノン中東部のシリア国境近くのベッカー高原の標高900mのリヤク地区の深海粘土質の土壌から生まれたヴィオニエ。手摘みしたヴィオニエをやさしくバスケットプレス。ステンレスタンク内で発酵が75%程度の段階まで進んだ後、フレンチオーク樽に移す。樽内での発酵完了後、シュール・リー製法で、澱の上で6ヶ月間熟成。
ユニークなアロマを持つ華やかな白ワイン。アペリティーボとして、またハーブやスパイスを組み合わせたエキゾチックな食事や甘酸っぱいアジア料理と楽しめます。ヴィオニエの素直な個性とテロワールのフレッシュさを強調したユニークな表現で、フルーティーで爽やかに仕上がっていて、まろやかで骨格があり、チャーミングな白ワイン。12℃前後の温度でのサーヴがおすすめ。ワインを呼吸させ、アロマと風味の進化を体験してください。(インポーター資料より)
ナーレは、標高1,600mを超える高地に位置し、両側を山脈に挟まれた独特の地形です。気候は乾燥した地中海性で、夏は日中40度近くまで上がる一方、夜は涼しく、冬には雪も降ります。この昼夜の寒暖差と豊富な地下水が、ブドウの酸と糖度のバランスを保ち、健全な有機栽培を可能にしています。
特産の葡萄品種としては、レバノン固有の白ブドウ「メルワ」や「オベイディ」、フランス系の「ヴィオニエ」「シャルドネ」、赤では「カベルネ・ソーヴィニヨン」「サンソー」「シラー」などが挙げられます。ナチュラルワインの分野では、樹齢150年以上のメルワを無農薬・サステナブルに栽培し、自然発酵で仕上げるスパークリングやオレンジワインが注目されています。これらのワインは、レモンや梨、パイナップルなどのフルーティなアロマと、爽やかでミネラル感のある味わいが特徴です。特に「カンヌビーン渓谷」は、古木のメルワを使った個性的なナチュラルワインの産地として知られ、自然な造りによるピュアな果実味と繊細な酸が魅力です。爽やかで飲みやすいスタイルが多いのもポイントです
ヴィオニエは、フランスのローヌ地方北部が原産地の白ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、アルプスから地中海へと流れるローヌ川沿いに位置し、夏は暑く冬は寒い半大陸性気候が特徴です。
ローヌ地方では、ヴィオニエの他にシラー、グルナッシュ、マルサンヌなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、コンドリューとシャトー・グリエがあります。
これらの地区で造られるヴィオニエワインは、アプリコットや桃などの黄色いフルーツの香りに加え、ジャスミンや白いユリのような花の香りが特徴です。豊かな果実味が主体となった厚みのある味わいで、トロリとした粘性の高い質感も楽しめます。