今まで自分のスタイルを壊さず、ガメイ2キュベのみでやってきたが、新しい試みをしなければならないとういう葛藤がここ数年あり、より飲みやすく価格も手頃に飲んでもらえるよう今回新キュベに挑戦。キュベ名はテリアン=(宇宙人に対して)地球人と名付けた。自身が宇宙に飛び出て戦うくらいの意気込みを表すと同時に、農民、土地に根ざす人の意味も持つこの言葉を選んだ。
樹齢40年から80年で、味わいは赤果実中心の軽めでよりデリケート、フレッシュな仕上がり。今までのキュベと比べて、より親しみやすいテイストに収穫の1週間前に200リットル分だけ先に収穫してプレスをかけジュースにして酵母を事前に作っておいた。これまでは全房で何もせずゆっくり発酵していたが、テリアンの場合はすぐ足で圧搾して発酵を促した。最後タンクが葡萄でいっぱいになったら1週間先にとっておいた酵母を入れてより早く発酵が進むように工夫した。通常3週間から1ヶ月マセラシオンしているが、テリアンは1週間マセラシオン。2024年2月 瓶詰め

ボージョレは、フランスのブルゴーニュ地方南部に位置する魅力的なワイン産地です。
花崗岩質の土壌が広がり、温暖な気候に恵まれています。この環境が、ボージョレワインの特徴的な味わいを生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種は、圧倒的に赤ワイン用のガメイが主流です。ごく一部にシャルドネやピノ・ノワールも栽培されています。
特に注目すべき地区として、北部の10の村で構成される「クリュ・ボジョレー」があります。
その中でも、サン・タムール、シェナ、ジュリエナなどが有名です3。これらの地区で生産されるワインは、通常のボージョレよりも複雑味があり、果実味豊かで深みのある味わいが特徴です。
ガメイは、フランスのブルゴーニュ地方南部、特にボージョレ地区で栽培される赤ワイン用ぶどう品種です。この地域は温暖な気候と花崗岩質の土壌が特徴で、ガメイの栽培に適しています。ブルゴーニュ地方では、北部でピノ・ノワールとシャルドネが主に栽培されますが、南部のボージョレ地区ではガメイが95%を占めています。
ボージョレ地区の中でも、北側の高地「オー・ボージョレ」は特に注目されます。ここでは「ボージョレ・ヴィラージュ」と呼ばれる上質なワインが生産され、さらに10の特別な地区では「クリュ・ボージョレ」という最高級のワインが造られます。
ガメイから造られるワインは、フルーティーでチャーミングな酸味が特徴です。タンニンは穏やかで、赤い果実や時にコショウを思わせる香りを持ちます。オーク樽で熟成させると、複雑で長期熟成に耐えうるワインになります。
ボージョレ地区では、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の生産も盛んで、添加物を極力抑えた、ぶどう本来の味わいを楽しめるワインが造られています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味が特徴で、ワイン初心者でも親しみやすい味わいです。