またもや新しいキュヴェが、、、汗。といいたいところですが、今回は訳アリという事でどうかご容赦ください。以前もお伝えしましたが、レ コステにとって2022は非常に厳しいヴィンテージとなってしまいました。春先の大雨から雹の被害、そして夏の猛暑では終わらず、なんと9月に入り収穫を迎えた時期の長雨、、、。畑のポジションによっては、影響が少なく無事に収穫を終えることができましたが、一部の畑や区画では雨の影響で、収穫を諦めざるを得ない事態に陥ってしまいました。中でも収穫時期の遅いグレゲット(サンジョヴェーゼ)については顕著で、、。今回のこのワインも、それに起因するサンジョヴェーゼ。Le Costeの中でもジャンマルコ自身が植えた、台木を使わず自根で植樹したPoggioの畑。通常ならRosso Cru Le Costeとなるブドウですが、カビによる影響が出る前、ブドウが完熟する前に収穫せざるを得なかったジャンマルコ。「収穫したブドウを見て、Cru Le Costeにすることは出来ないけれど、その時点でブドウが持っているポテンシャル、完熟していなくても感じる特徴を生かしてロザートにしようと感じたんだ」。ブドウは除梗せず自重で出るフリーランジュースのみを用い、約3週間のアルコール醗酵。古バリックにて12カ月、ボトル詰め後12カ月を経てリリース。「小ぶりなロザート」を意味するロザテッロという名前。どうしても彼のロザートというと、アレアーティコを連想してしまいますが、サンジョヴェーゼらしい酸と骨組みを感じる味わいに、淡いタンニン。そして何より力強くも心地よい酸。アロマティックではないストレートでエッジの効いたロザート。過酷な状況でも、決してブドウを無駄にせず、素材に合わせたワイン造り。あまり褒めたくありませんが(笑)、やはりジャンマルコ!といいたくなる魅力的な味わい。そして何より価格的にも嬉しいロザートです!
Le Coste、Poggioの畑より収穫。2022は雨に苦しんだヴィンテージ。収穫時期の雨を避けるため、一部のブドウは完熟を待たずに収穫。未熟でありながら鋭い酸と奥行きあるブドウから、インスピレーションを受け、フリーランジュースのみで醗酵。熟成は古バリックで空気を触れながら12カ月熟成。そぎ落とされた果実と力強い酸、早摘みでありながら骨格や奥行きを感じる、アレアーティコでは感じない魅力をもったロゼ。 (インポーター資料より)
ラツィオは、イタリア中部に位置する歴史あるワイン産地です。地中海性気候に恵まれ、海風と山岳地帯の影響で、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
特に火山性の丘陵地帯の肥沃で水はけの良い土壌が、ワインの個性を生み出す鍵となっています。
この地域の主要ブドウ品種には、マルヴァジア・デル・ラツィオ、マルヴァジア・ディ・カンディア、トレッビアーノ・トスカーノなどがあります。
特に注目すべき地区として、フラスカーティがあります。
ここでは、世界的に有名な白ワインが生産されています。
フラスカーティのワインは、柑橘類やピーチの柔らかな果実味にキビキビとした酸、ふわっとした華やかな味わいが特徴で、幅広い料理と相性が良いです。
サンジョヴェーゼは、イタリア中部のトスカーナ州で広く栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
トスカーナ州は、アペニン山脈と地中海に挟まれた丘陵地帯が特徴で、地中海性気候と内陸性気候の影響を受けています。
温暖な気候と石灰質土壌が、サンジョヴェーゼの栽培に適しています。
この地域では、サンジョヴェーゼの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、トレッビアーノなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、キャンティ・クラシコがあります。ここでは、石灰岩と粘土質の混じった土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
サンジョヴェーゼから造られるワインは、チェリーやプラムを思わせる果実味と、ハーブや花の香りが特徴です。酸味とタンニンのバランスが良く、エレガントな味わいが楽しめます。