除梗後マセ2~3日、モストフィオーレ(プレスしないフリーランジュース)のみ使用、ステン発酵。2024年のモスト添加後、瓶詰し再発酵。SO2無添加 2.5bar(インポーター資料より)

ヴェネトは、イタリア北東部に位置する多様性に富んだワイン産地です。
アルプス山脈の南側に広がり、アドリア海に面しているため、山岳地帯から平野、丘陵地帯まで変化に富んだ地形を有しています。
気候は、夏は暖かく冬は寒冷で、年間を通じて適度な降水量があります。
この地域の特産ブドウ品種には、白ブドウのガルガネガ、トレッビアーノ、赤ブドウのコルヴィーナ、ロンディネッラなどがあります。
特に注目すべき地区として、ヴァルポリチェッラがあります。ここでは、独特の製法で造られるアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラが有名です。
このワインは、ブドウを乾燥させてから醸造するため、濃厚で力強い味わいが特徴です。
近年、ヴェネトではナチュラルワインの生産も増えています。
これらのワインは、化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視しています。その結果、テロワールの個性を生き生きと表現した、フレッシュで個性的なワインが生まれています。
グレラは、イタリアのヴェネト州で主に栽培される白ブドウ品種で、世界的に人気のスパークリングワイン「プロセッコ」の主要品種です。
この地域は、アルプス山脈とアドリア海の影響を受け、標高の高い斜面に多くのブドウ畑があります。
冷涼な風と豊富な日照により、ブドウは適度な熟度と酸味を保ちます。
ヴェネト州では、グレラの他にシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなども栽培されています。
特筆すべき地区として、コネリアーノとヴァルドッビアーデネがあります。
この地区で造られるプロセッコは、イタリア最高格付けのDOCGに認定されています。これらのワインは、フルーティなアロマと爽やかな酸味が特徴で、小さな黄色い花、青リンゴ、白桃の香りを持ちます1。
近年、この地域ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
例えば、フィドーラというワイナリーでは、ビオディナミ農法を採用し、無濾過で微発泡のワインを造っています。
これらのワインは、テロワールの個性を鮮明に表現し、フレッシュで生き生きとした味わいが特徴です。