ロット川に運ばれた沖積土壌、シリス⁽石英⁾が含まれるリモン状の土や石が多い土壌。半分は24時間、もう半分は48時間と短い醸しながらエキス分が充分に抽出されている。酵母も添加せず、フィルターにもかけず、SO2も一切添加せず瓶詰め。縁が透明感のある僅かに紫・あずき掛かったルビーの色調。スミレや華やかな赤い花やプラムの果実風味に、フレッシュミントのような爽やかな香り。優しい口当たりで、しっかりしながらも穏やかな酸、細かく繊細なタンニンが感じられる。キュヴェ名はダニスが友人と生み出した造語で、クラポー(ヒキガエル)はやや素朴さのある品種マルベックを、リコルヌ(ユニコーン)はダニスがこのキュヴェに求めている軽やかで美しいことを表している。(インポーター資料より)
フランスの南西地方は、ピレネー山脈とガロンヌ川に囲まれた多様な地形を持つワイン産地です。
大西洋の影響を受けた温暖な気候と、内陸部の大陸性気候が混在しており、ブドウ栽培に適した環境を提供しています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のプティ・マンサン、グロ・マンサン、赤ワイン用のタナ、マルベック、カベルネ・フランなどがあります。
特に注目すべき地区として、カオールがあります。
ここでは、タナを主体とした力強い赤ワインが生産されています。これらのワインは、濃厚な果実味とタンニンが特徴で、長期熟成にも適しています。
マルベックは、主にアルゼンチンとフランス南西部で栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
アルゼンチンでは、アンデス山脈の麓に位置するメンドーサ地方が有名で、高地の冷涼な気候と豊富な日照量がブドウの生育に適しています。
この地域では、マルベックの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ボナルダなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、ウコ・バレーがあります。
ここでは、標高1,000メートル以上の高地で栽培されたマルベックから、濃厚で凝縮感のあるワインが生産されています。
ウコ・バレーのマルベックワインは、ブラックベリーやプラムの豊かな果実味と、スパイシーなニュアンス、しっかりとしたタンニンが特徴です。