元レグラッピーユのマニュエルの、石職人の仕事を共にしているニコラ。 今年の収穫はマニュエルとの仕事の兼ね合いで収穫予定が上手く立てられず、 遅くの収穫に。ゆえに例年に比べ、アルコール度数が13%と高めです。 度数を少しでも下げるため、全てエグラッペせずに全房も入れて仕込んだそう。 造り手を取り巻く環境も含めての自然派ワインであるならば、これが2023年の彼の味です。もちろん、間違えなく素晴らしい仕上がりですのでお楽しみに なさってください! キュヴェ名は、アフロ・アメリカンのスラングで、本来は魔術的な儀式によって造られるお守りのこと。 前に読んだ本のなかで、シャーマンが大きな鍋に色々な材料を入れてMOJOを作る描写があって、 その不思議さがワイン造りを連想させたため、名付けました。 野生のブラックベリーの香り、わずかに焙煎のニュアンス。 口当たりは軽やかで生き生きしており、綺麗な果実味。余韻に黒オリーブの風味。 抜栓後も安定しており、翌日も楽しめます。 ブドウを手摘みで収穫し、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過や清澄も 行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。
土壌:アジロ・カルケール アルコール度数:13% 醸造:比較的暑く乾燥した年。9月初めに強烈な熱波があった。 ブドウ半分は除梗してタンクの底へ入れ、もう半分は全房で上に重ねたのちに12日間のマセラシオン。 その後6ヶ月ファイバータンクで熟成。 濾過無し、SO2無添加(インポーター資料より)
オーヴェルニュは、フランス中央部に位置する魅力的なワイン産地です。
火山性の地形が特徴的で、中央地塊には高い山や高原が多く存在します。
気候は大西洋の影響を受けた大西洋性気候で、比較的冷涼です。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のシャルドネ、赤ワイン用のガメイ、ピノ・ノワールなどがあります。また、地域固有の品種としてコートーが栽培されています。
特に注目すべき地区として、サン・プルサンがあります。ここでは、火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、ミネラル感豊かでフレッシュな果実味が特徴で、軽やかな口当たりと爽やかな酸味を楽しめます。
ガメイは、フランスのブルゴーニュ地方南部、特にボージョレ地区で栽培される赤ワイン用ぶどう品種です。この地域は温暖な気候と花崗岩質の土壌が特徴で、ガメイの栽培に適しています。ブルゴーニュ地方では、北部でピノ・ノワールとシャルドネが主に栽培されますが、南部のボージョレ地区ではガメイが95%を占めています。
ボージョレ地区の中でも、北側の高地「オー・ボージョレ」は特に注目されます。ここでは「ボージョレ・ヴィラージュ」と呼ばれる上質なワインが生産され、さらに10の特別な地区では「クリュ・ボージョレ」という最高級のワインが造られます。
ガメイから造られるワインは、フルーティーでチャーミングな酸味が特徴です。タンニンは穏やかで、赤い果実や時にコショウを思わせる香りを持ちます。オーク樽で熟成させると、複雑で長期熟成に耐えうるワインになります。
ボージョレ地区では、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の生産も盛んで、添加物を極力抑えた、ぶどう本来の味わいを楽しめるワインが造られています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味が特徴で、ワイン初心者でも親しみやすい味わいです。