ダイデスハイム周辺に点在する畑から手摘みで収穫後、一部を全房プレス。もう一部は7日間のマセレーション。その後、ワインの70%を600Lの古樽で、30%をアンフォラで12ヶ月間シュールリー。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。(インポーター資料より)
ファルツは、ドイツ西部に位置する魅力的なワイン産地です。
東をライン川、西をハールト山脈に挟まれた細長い地域で、山脈が雨よけの役割を果たし、ドイツで最も乾燥した温暖な気候を生み出しています。
この地域の主要ブドウ品種には、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ドルンフェルダー、ピノ・ノワールなどがあります。
特に注目すべき地区として、ファルツ北部のBad Durkheim、Wachenheim、Forst、Deidesheim、Ruppertsbergがあります。これらの地区では、南東向きの急斜面に位置する最高の畑で、完熟したフルボディのリースリングが生まれます。
ファルツのワインは、他の地域に比べてより凝縮感があり、ボディに厚みがあるスタイルが特徴です。特にリースリングは、リッチで完熟感が強く、フルボディの味わいとなります。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方やニュージーランドのマールボロ地区で特に有名な白ブドウ品種です。
ロワール地方は、大西洋の影響を受けた冷涼な気候で、川沿いの丘陵地帯に多くのブドウ畑があります。
この地域では、ソーヴィニヨン・ブランの他にシュナン・ブラン、カベルネ・フランなども栽培されています。
特筆すべき地区として、サンセールがあります。
ここでは、石灰質と珪石の混じった土壌で育つソーヴィニヨン・ブランから、ミネラル感豊かでキレのある白ワインが生産されます。
これらのワインは、グレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の香りと、爽やかな酸味が特徴です。
近年、ロワール地方ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ソーヴィニヨン・ブランの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。