南ローヌのヴィラージュVisanの栽培家レミ・プイザンとのコラボ。パプ地区にある畑は、イラクサなどの植物を用いたビオ、ビオディナミで栽培したぶどうを熟し過ぎない状態で収穫。樹齢60年のクレーレットと、グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエを別々に即圧搾、発酵終了後ブレンドし、翌春に瓶詰め。収量30hl/ha。淡いイエローの色調。華やかな金木犀の香り、洋ナシや白い花の芳香もある。まるで白い花の周りをミツバチが飛んでいる様な豊かな香りイッパイ!自然な口当たりで、口中に豊かな香りが満ちる。穏やかで心地よい酸、フローラルな香りが永い余韻となり続く。(インポーター資料より)
スペインの地中海地方は、温暖な地中海性気候に恵まれた魅力的なワイン産地です。
カタルーニャ地方からバレンシア、ムルシアに至る海岸沿いの地域で、豊富な日照量と海からの影響を受けた独特のテロワールを形成しています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のマカベオ、パレリャーダ、赤ワイン用のガルナッチャ、モナストレルなどがあります。
特に注目すべき地区として、ペネデスがあります。ここでは、伝統的なスパークリングワイン「カバ」の生産が盛んで、フレッシュで果実味豊かな味わいが特徴です。
また、アリカンテ地区では、モナストレルを使用した力強い赤ワインが生産されています。
これらのワインは、濃厚な果実味とスパイシーな香りが特徴で、豊かなタンニンと長い余韻を楽しめます。
クレレットは、フランス南部のローヌ地方、特にシャトーヌフ・デュ・パプ地区で栽培される白ブドウ品種です。この地域は地中海性気候で、暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。ローヌ地方では、クレレットの他にグルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、マルサンヌなどの白ブドウ品種も栽培されています。赤ブドウではグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルが有名です。
シャトーヌフ・デュ・パプ地区は、丸い小石(ガレ)に覆われた独特の土壌が特徴的です。この小石が昼間の熱を蓄え、夜間にブドウに放出することで、ブドウの熟成を促進します。
クレレットから造られるワインは、フレッシュでエレガント、柑橘系の香りと花の香りを持ち、ミネラル感が豊かです。酸味が控えめで、繊細な味わいが特徴です。
近年、この地域ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、テロワールの個性を鮮明に表現したワインが生まれています。これらのワインは、クレレットの持つ繊細さと果実味を存分に引き出し、生き生きとした味わいを実現しています。