France Gonzalvezにも葡萄を供給する生産者から購入したジャケール。ダイレクトプレス後、発酵が終わり次第瓶詰めした白ワイン。(インポーター資料より)
ボージョレは、フランスのブルゴーニュ地方南部に位置する魅力的なワイン産地です。
花崗岩質の土壌が広がり、温暖な気候に恵まれています。この環境が、ボージョレワインの特徴的な味わいを生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種は、圧倒的に赤ワイン用のガメイが主流です。ごく一部にシャルドネやピノ・ノワールも栽培されています。
特に注目すべき地区として、北部の10の村で構成される「クリュ・ボジョレー」があります。
その中でも、サン・タムール、シェナ、ジュリエナなどが有名です3。これらの地区で生産されるワインは、通常のボージョレよりも複雑味があり、果実味豊かで深みのある味わいが特徴です。
フランス東部サヴォワ地方はアルプス山脈の麓に位置し、山々に囲まれた冷涼な気候が特徴です。この地では白ワイン用ぶどうの栽培が盛んで、なかでもジャケールはサヴォワで最も多く栽培されている土着品種です。特にシャンベリー近郊のアビーム、アプルモン、クリュエなどの地区がジャケールの代表的な産地として知られています。ジャケール主体のナチュラルワインは、青リンゴや柑橘、白い花の爽やかな香りと高めの酸が特徴で、ライトボディでキレのある飲み口が魅力です。アビーム地区では、氷河が削った石灰質土壌が生むミネラル感と上品な酸がワインに表れ、アプルモンはより柔らかく、クリュエは広がりある味わいが楽しめます。シュール・リー製法で造られることも多く、微発泡のような軽快さも感じられます。