手摘みで収穫、選果後、一晩冷やし、全房50%、除梗50%、破砕し、10日間スキンファーメント。ゆっくりと丁寧にプレスし、古樽に移し、シュールリーで5ヶ月間発酵熟成。ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。(インポーター資料より)
南アフリカ屈指のワイン産地「ステレンボッシュ」は、ケープタウン東方、海と山に囲まれた地形が特徴です。海洋性と地中海性気候が交差し、夏は温暖で乾燥、冬は適度な降水があり、ブドウ栽培に理想的な環境です。標高や畑の向き、海からの距離によって多様な微気候が生まれ、個性豊かなワインが造られます。
特産品種は赤がカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー(シラーズ)、メルロー、ピノタージュ、白はシュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネなど。中でもカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインは、豊かな果実味としっかりした酸・タンニンがあり、ボルドースタイルに近いと評されます。
地区内では「ヨンカースフック」や「デヴォンヴァレー」などが知られ、ヨンカースフックは冷涼な気候と山の影響で、エレガントで繊細な赤・白ワインが生まれます。
マスカットブラン(ミュスカ)は、地中海沿岸地域を中心に広く栽培されている古代品種です。この地域は温暖な気候と豊富な日照時間が特徴で、ブドウ栽培に適しています。フランスのアルザス地方やイタリアのピエモンテ州が特に有名で、アルザスではリースリングやゲヴュルツトラミネール、ピエモンテではネッビオーロやバルベーラなども栽培されています。ピエモンテ州のアスティ地区は特筆すべき産地で、ここではマスカットを使用した有名なスパークリングワイン「アスティ」が生産されています。マスカットブランから造られるワインは、フレッシュでアロマティックな香りが特徴的です。爽やかな緑の野菜や柑橘系の香りを持ち、甘口タイプではマスカットそのものを頬張るようなフルーティーな味わいと甘さが魅力です。