手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。その後、オープントップの発酵層で、足によるピジャージュで3日間の果皮浸漬。その後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾して果皮と果汁を分離し、野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。マストの一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。一次発酵が終わったワインをボトリングする際に、この冷却保存しておいたブドウ果汁を添加して、瓶内二次発酵を行います。しかし、ブドウ果汁以外の糖分や酵母、亜硫酸などの添加は一切ありません。また、濾過もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2022ヴィンテージのSO2トータルは2023年9月時点で38.4mg /l。ガス圧は2.4気圧。
このワインは、イタリアの映画監督Tinto Brass ティント・ブラスに捧げられたキュヴェだそうです。ティント・ブラスはイタリアで最も有名なロマンポルノの監督で、思春期のロッコを育てくれた先生だそうです(笑)。このためラベルの横にはイタリア語で「ロッコの思春期の先生」と書かれています。エチケットは、女優のCraudio Coleクラウディア・コールが主演した「All Ladies Do It(邦題:背徳小説第2章)」の映画ポスターのパロディです。ロッコは、Tinto Brass ティント・ブラスにもこのワインを贈ったそうです。(インポーター資料より)
ラツィオは、イタリア中部に位置する歴史あるワイン産地です。地中海性気候に恵まれ、海風と山岳地帯の影響で、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
特に火山性の丘陵地帯の肥沃で水はけの良い土壌が、ワインの個性を生み出す鍵となっています。
この地域の主要ブドウ品種には、マルヴァジア・デル・ラツィオ、マルヴァジア・ディ・カンディア、トレッビアーノ・トスカーノなどがあります。
特に注目すべき地区として、フラスカーティがあります。
ここでは、世界的に有名な白ワインが生産されています。
フラスカーティのワインは、柑橘類やピーチの柔らかな果実味にキビキビとした酸、ふわっとした華やかな味わいが特徴で、幅広い料理と相性が良いです。
メルローは、フランスのボルドー地方が原産の赤ワイン用ブドウ品種です。
ボルドーは大西洋に面し、ジロンド河が流れる温暖な気候の地域です。
この地域では、メルローの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、マルベックなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、ジロンド河右岸のサン・テミリオンやポムロールがあります。ここでは、粘土質土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
メルローを主体としたこれらのワインは、豊かな果実味と柔らかなタンニン、エレガントな味わいが特徴です。