樹齢40年のソーヴィニョンを100%使用した白ワイン。2022ヴィンテージは、”Fermovilla Sauvignon 2022" とリリース。2023ヴィンテージからワイン名とラベルデザインを刷新。手摘み収穫後、非除梗のソーヴィニョンを全房でソフトプレスし、ステンレスタンク内で18−20℃の温度帯で土着酵母発酵。バトナージュを行い、ステンレスタンクで120日間熟成。クリアなイエローカラーで、フレッシュで程よい酸味。グリーンティー、パッションフルーツなどのフローラルでフルーティーな香り。非常に安定しているのでレストランで使いやすいワインです。(インポーター資料より)
ヴェネトは、イタリア北東部に位置する多様性に富んだワイン産地です。
アルプス山脈の南側に広がり、アドリア海に面しているため、山岳地帯から平野、丘陵地帯まで変化に富んだ地形を有しています。
気候は、夏は暖かく冬は寒冷で、年間を通じて適度な降水量があります。
この地域の特産ブドウ品種には、白ブドウのガルガネガ、トレッビアーノ、赤ブドウのコルヴィーナ、ロンディネッラなどがあります。
特に注目すべき地区として、ヴァルポリチェッラがあります。ここでは、独特の製法で造られるアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラが有名です。
このワインは、ブドウを乾燥させてから醸造するため、濃厚で力強い味わいが特徴です。
近年、ヴェネトではナチュラルワインの生産も増えています。
これらのワインは、化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視しています。その結果、テロワールの個性を生き生きと表現した、フレッシュで個性的なワインが生まれています。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方やニュージーランドのマールボロ地区で特に有名な白ブドウ品種です。
ロワール地方は、大西洋の影響を受けた冷涼な気候で、川沿いの丘陵地帯に多くのブドウ畑があります。
この地域では、ソーヴィニヨン・ブランの他にシュナン・ブラン、カベルネ・フランなども栽培されています。
特筆すべき地区として、サンセールがあります。
ここでは、石灰質と珪石の混じった土壌で育つソーヴィニヨン・ブランから、ミネラル感豊かでキレのある白ワインが生産されます。
これらのワインは、グレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の香りと、爽やかな酸味が特徴です。
近年、ロワール地方ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ソーヴィニヨン・ブランの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。