自然派ワインの一大産地であり、ホットスポットとなっているローヌ地方アルデッシュから bulbul 初の素晴らしい造り手 ~ディディエ・カザック~をお届けできることを嬉しく思います。 ディディエは20年近くブドウ園で働き、他の人のためにブドウを育て、稼いだお金で自由に旅行するバックパッカーを趣味にしていました。しかし、アルデッシュを代表するブドウ生産者ジル・アゾーニで 働いたことをきっかけに自然派ワイン造りに興味を持ち、造り手としての道を歩むようになりました。 その後、サミュエル・ブーレやオジルで研鑽したのち、2018年よりジル・アゾーニにほど近い、 美しい自然と歴史的建造物で知られるラゴルス(Lagorce)に昔からAB認証を受けた畑とカーヴを 手に入れ、ドメーヌをスタートしました。 ブドウは4種類、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・ノワール、マルサンヌ、シラー。 ディディエは現在、絵のように美しいラゴルス郊外の森の中で、高度300Mに位置する2ヘクタールの ブドウ畑をもっています。 粘土石灰質土壌のブドウ畑は森に囲まれており、小川に近いという地の利があり、近年温暖化が進むなか、 ブドウにフレッシュさを与えてくれます。 手仕事を、そして畑仕事を愛するディディエ、畑仕事はトラクターを使用せずピヨッシュで耕しています。 小さなカーヴに電気は通っているものの、プレス機も、ワインを移し替えるポンプもすべて手動。 あ、明かりは点けられるけれども、ね。と笑うディディエ。 醸造も限りなくシンプルで、古樽メインで醸造しています。自分のワインはvin «à l’ancienne» (昔ながらのワイン)だと言います。 マセラシオン期間を長くとる際には、マセラシオン・セッシェ(タンニン抽出を抑えるためにスー ティラージュする)を行うなど、彼が好むフレッシュさを持つワイン造りをしています。 façon vrai (ほんものの流儀)が大事だと言うディディエ。畑仕事に勤しみ、100%ピュアなブドウ ジュースだけでワインを造る。全てが手仕事。それがディディエの思想です。(インポーター資料より)