エレメンテール(Elémentaires)のランドリー・ブドー(Landry Boudot)…オーヴェルニュからこれからが楽しみな造り手が登場です。2023 年 6 月より故郷であるオーヴェルニュ地方 クレルモン=フェラン都市圏に属するポン=デュ=シャトー (Pont-du-Château)にカーヴを構え、初ミレジムはネゴスからスタートしましたが 2024年12月にガメイ・ドーヴェルニュとシャルドネの畑2ha を取得、近くドメーヌもスタートする予定です。ドメーヌものリリースも楽しみな、オーヴェルニュ期待の新星です。ランドリーのワインのキャリアは、2016年から2018 年の計2年間、リヨンでのワインショップ勤務からスタート。ベル・カーヴ、ソワフ!、そして人気ビストロのル・トロケでの経験を積むうちに、ワイン生産者を目指すように。白ワインの銘醸地、シャサーニュ・モンラッシェのドメーヌ・ジャン・マルク・ピヨ(Domaine Jean-Marc Pillot)で2018 年9 月より1年間、弱冠26 歳でフランス人初のマスター・オブ・ワイン(MW)を取得した、アルザスの名門ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト(Domaine Zind- Humbrecht)で3年間、ノルマンディでシードルの栽培・醸造のキャリアを積み、オーヴェルニュに帰郷。ピュイ・ド・ドーム県でカーヴを見つけるのは簡単にはいきませんが、2023 年4 月に見つけられました。彼はネゴシアンとして自身のキャリアを2023 ヴィンテージからスタートしました。アルザス、ロワール地方アンジェ、ボージョレ、南仏:ガールの 4 つの地域で、彼の信頼するワイン生産者から畑の区画までを選び、有機ブドウで醸造しています。フレッシュさを好む彼は、畑のなかでも高度の高い場所にある畑や地層などを注意深くセレクトし、以下7 品種を扱っています:【アルザス:ピノ・グリ、アンジェ:シュナン・ブラン、ボジョレ:ガメイ、ガール:シラーとグルナッシュ・ノワール、その他エリア:ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ】カーヴでの仕事は、必要な時に適切に行動すること、そして何よりも「行動しないこと」、つまりワインを信じて待つことが重要、と語るランドリー。時間を味方につけ、焦らないことが鍵だと。サンスフルで醸造する彼ですが、彼はナチュラル・ワインを造っているのではない、昔ながらのワインを造っていると言います。(インポーター資料より)